GNUPLOTの第一歩

グラフをLaTeX文書に取りこむ

gnuplotに描かせたグラフをLaTeXの文書に取りこむには、eps 形式にするのが楽です。

  1. グラフをeps形式で保存する
  2. epsをLaTeXで処理する
  3. グラフの大きさを変更する

グラフをeps形式で保存する

gnuplotの出力をeps形式で保存するには次のようにします。
      gnuplot> set terminal postscript eps
      gnuplot> set output "sin.eps"
一行目が出力形式の指定、2行目が出力先のファイル名の指定です。ファ イル名はなんでも構いませんが、eps形式のファイルは最後を".eps"にす るのが慣習です。このあと
      gnuplot> plot sin(x) w l
と実行すると sin(x) のグラフが"sin.eps"に保存されます。続けて、
      gnuplot> set output "cos.eps"
      gnuplot> plot cos(x) w l

と実行すると cos(x) のグラフが"cos.eps"に保存されます。

なお、グラフデータをファイルに保存する作業のあとで、再び画面にグ ラフを描かせるときにはset terminal x11 を実行してか ら、plotやsplotを使ってください。

      gnuplot> set terminal x11
      gnuplot> plot sin(x) w l

epsをLaTeXで処理する

epsをLaTeX文書中に取りいれるlatexファイルの雛型を上げておきます。
      \documentclass{jarticle}
      \usepackage[dvips]{graphics}

      \begin{document}

      これが$y=\sin x$のグラフです。
      \includegraphics{sin.eps}

      そして、次のが$y=\cos x$のグラフです。
      \includegraphics{cos.eps}

      \end{document}
ポイントは、
      \usepackage[dvips]{graphics}
でgraphicsパッケージを指定していることと、
      \includegraphics{epsファイル}
を使ってどの画像を取りこむかを指定していることでしょう。あとは通常 通りplatexでコンパイルします。xdviで内容を確認したら、dvipsを使っ てpsに変換して印刷します。
      % platex sample.tex
      % xdvi sample.dvi
      % dvips -f sample.dvi > sample.ps"
      % lpr sample.ps
なお、上記のようにして作ったpsファイルにはepsファイルのデータが含 まれていません。epsのデータを含ませたいときはdvipsの オプション-Kを使います。

グラフの大きさを変更する

印刷されるグラフの大きさは\scaleboxにパラメータを与 えることで変更できます。次の例では0.5倍しています。

      \scalebox{.5}{\includegraphics{sin.eps}}

GNUPLOTの第一歩
小栗栖 修
メールアドレス: ogurisu[AT]kanazawa-u.ac.jp ([AT]を@におきかえてください)