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Pascalのプログラムを Cのプログラムに書き換える

小栗栖 修
金沢大学 理学部 計算科学科

1999/4/5

この文書の目的:

この文書は決して Pascalの入門書やマニュアルではない。また読者が Pascalのプログラムを書けるようになることも期待していない。この文 書の目的は、 Cの基礎を知っているけれども Pascalに馴染みがないと いう人に、エイホ、ホップクロフト &ウルマンの「データ構造と アルゴリズム」を読むために必要なだけの Pascalの知識を与えることに ある。この文書では「テキスト」とはこのエイホらの本を指す。

この文書では、 Pascalから Cへと機械的な書き換えができる方法を与 えようと努力してはいる。しかしテキストを読む際にプログラムを全てを Cに書き直す必要はないし、 Pascalという本物のプログラミング言語 で書かれていることさえ意識する必要もない。次のプログラムを見てみよう。

        if x > 0 then
                y := x
        else
                y := -x;
これを読んだときに、xが正のときはyにxを代入するし、そうでないときはy に-xを代入するんだなと動作を理解できれば十分である。テキストを読むに あたって Cの知識を援用することを目標としているのであって、 Pascalを Cに書き換えること自体が目的ではない。

なお、テキスト外の Pascalプログラムには、この文書の記述に従って書 き換えた Cプログラムが動かないようなものも存在することは承知された い。また、この文書での Pascalの記述はテキストに合わせてエイホらの 「 Super Pascal」の記法を使っている。したがって、この文書に書か れた Pascalプログラムには通常の Pascalコンパイラではコンパイルで きないものも含まれる。

この文書には誤解や間違いが必ずや残っていると思われる。もし間違いや不 信な点があれば、著者まで連絡してくださるようお願いする。





OGURISU Osamu
2001-06-04